終業式の朝――
首巻き付いた髪の毛は更に締まり、痛くて首を動かす事も出来なくなっていた…
学校に着き、教室に入ろうと扉を抜けた時、何かに躓いて前屈みに倒れそうになった。
「危ない!!」
後ろを歩いていた智子が、咄嗟に私の腕を掴んだ。
「あ、ありがと…」
智子に礼を言い、教室の中に入って背筋が寒くなった。
余りにも不自然に、ハサミが開いたまま上を向いて床に落ちていたのだ!!
もしあのまま倒れていたら、私の両目に刺さっていた…
ふと足下に視線を落とすと、髪の毛が足首に絡み付いていた。
ま、まさか――
顔を上げると、あの女が正面にある窓の下に座り、怪しく笑った。
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