もうダメかも知れない――!!
そう思った瞬間、私に声を掛ける人物がいた。
「姉ちゃん、何してるの危ないよ!!」
帰宅途中のサトシが、偶然通り掛かった!のだ!
「ね、姉ちゃん、線路に靴紐が引っ掛かってんだよ。
は、早く抜いて!!」
プァ―ン!!
カンカンカン…
ガタンガタンタン…
間一髪だった…
靴紐が、線路に引っ掛かってたんだ。柴犬の首が見えるなんて、どうかしてる…
それから私は、サトシと一緒に帰宅した。
帰宅して、玄関で靴を脱ごうとして足首を見た時、私は思わず言葉を失った。
足首に、犬に噛まれた後が残っていたのだ。
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