それから20分程して、私と順子は店を出た。
そして、電車に揺られながら順子と明日の終業式後、あの制服を探す為に西に行く約束をした。
駅で順子と別れ、私は自宅への道を、考え事をしながら歩いていた。
踏切を渡り切ろうとした瞬間、何かが足に――
「痛いっ!!」
足下を見ると、あの首だけの柴犬が足に噛み付き、私を線路内から出さない様にしていた!!
驚いた私は、必死に首を振り払おうと足を振った。
カンカンカン…
その時、踏切りの遮断機が下り始めた!!
焦るが、柴犬の首は足から離れない――
その時、耳元であの女の声がした!!
「私を探すの?
その足が無くなっても、探せるかしらね。
アハハハハハハ!!」
線路の向こう側に、電車のライトが見えた!!
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