順子はそのまま、駅前の手作りハンバーガー店に入った。
はあ…?
ここは、下校中に智子とよく立ち寄る店だ。
怪訝そうにしている私を見て、順子は笑いながら言った。
「ここのオバチャンだよ!!」
「え…」
そう言えば、ハンバーガーは美味しいくてよく立ち寄るが、ここのオバチャンは無愛想で、身の上話を一切聞いた事ないない。
「すいませ――ん!!
ハンバーガーセット2つ、お願いします!!」
順子が、店中に響き渡る程の大きい声で注文した。
「ここのオバチャンはね以前、凄い有名な霊能者だったらしいんだ。
だけど、突然姿を消してしまったのよ。
理由はよく分からないんだけどね…」
5分程して、オバチャンがハンバーガーセットを持って来た。
「はい、お待ちどうさま」
順子はすかさず、オバチャンを見上げて言った。
「霊能者の、倉橋 富子さんですよね!!」
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