何度も謝る店員を後に、私達は足早に店を出た。



「小夜子…

ハッキリ言うけど、もう余り時間が無い様な気がする」


「じゅ、順子!!」

智子が慌てて制止しようとしたが、順子は続けた――


「ただ待っていても仕方ない…
何とかする方法を考えないと!!

少し調べてみるから、あんたは気をしっかり持つのよ!!」



私は小さく頷いた。

確かに前に進む以外は、諦めるしかない状態だった…



本町駅で順子と別れ、智子と電車で帰る途中も、私は周囲の僅かな物音に過度に反応した。


あの女の気配が、ずっと私の近くから消えなかったのだ――


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