私の中で、何かが切れようとしていた――


「さ、小夜子、大丈夫?
ねえ、小夜子!!」


智子に抱えられ、私はその場から廊下に連れ出された。

そして、廊下の端にある水道まで行くと、智子が蛇口を捻った。


「とりあえず、水でも飲んで落ち着いて…」


ガボ…
ガボガボ…


しかし、何かが詰まっている様な音がして、水が出てこなかった…



「きゃあ―――!!」

突然、智子の叫び声が廊下に響き渡った!!


私が驚いて顔を上げると、長い髪の毛を大量に含んで真っ黒になった水が、蛇口から勢いよく流れ出ていた!!



智子は私の隣りに座り込み、呆然と床を見詰めていた。

智子も異常な光景を目の当たりにし、もう何も考えられなくなっていた…



その時再び、あの女の笑い声が聞こえてきた――



「アハハハハハ…」


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