しかし、私は諦める訳にはいかなかった。 「そんな筈はありません。もう一度、調べて下さい!!」 「そんな事言われましても… コンピューターで管理してますので、間違いはありません。 ですか…ジッ…お客…ジジッ…ジジッ…さない…ジッ……がさない…ジッジジッ…ジッ… 逃がさないって言ったでしょう……」 全身の力が抜け、携帯電話が手から滑り落ちて床に転がった―― 「逃がさないって… ねぇ智子… 逃がさないんだって… アハハハハハハ…」 .