私は部屋を飛び出し、転がる様に階段を駆け下りた。 そんな事態にも関わらず、母が呑気に声を掛けてきた。 「おはよう。 どうしたの、顔が真っ青よ?」 「う、うん…大丈夫」 「それならいいけど… 気を付けてよね、あの子の為にも…」 私は一気に朝食を済ませると、駅までの道を走った。 携帯電話を見る事すら嫌だった私は、鞄の奥のメール着信に、まだ気付いていなかった―― .