全身の血液が、音を立てて引いて行くのが分かった。



「さ、小夜子…
あんた顔色悪いわよ?」



終わりだ…

いや、まだ終らないんだ――


私はあの時の、あの女の言葉を思い出した。


「逃げられない…

絶対に逃がさない!!」


余りの絶望感に全身の力が抜け、その場に座り込んだ…



「アハハハハハ…」

あの女の笑い声が、頭上で何度もグルグルと回り…

そして、あの女の声がした。


「これも、あなたの大事なもの?」


見上げると、あの女が智子の背後に立ち、首を絞めようとしていた!!


「止めて―――…」


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