それから数日間、何事も無く過ぎ、携帯電話を持つ事に違和感もなくなっていた。



1学期最後の数学の授業中――


私は不意に、机の中に異様な気配を感じた…

机の中には、教科書と携帯電話しか入っていない。


上体を右に傾け机の中を除き込むと、携帯電話のサブディスプレイが光っていた…

メールを受信したのだろうと思い、私は机の中から携帯電話を取り出そうとした。

その瞬間――



いきなり、誰かが私の手を強く掴んだ!!

余りの出来事に声も出せずにいると、あの女が机の中に浮かび上がり、私の手を握ったまま…

ニタリと笑った――!!



「いやあ―――!!」


.