数学の先生の転落事故があり、騒ぎになっていたが、いつも通り学校は終わった―


智子と並んで駅まで歩いていると、私の方を向いて言った。

「今回の友理の小説、結構怖いよね…

授業中にコッソリ読んでたけど…
怖くて、思わず叫び声を上げそうになったよ」


どうやら今のところ、ホラー小説は好評の様だ。


「しかも…
数学の青山先生が階段から落ちた時なんて、タイミングもバッチリだったし…

本当に悪霊の仕業かと思っちゃった…」



その後――

私達は他愛もない雑談を交わしながら、電車に乗って家路に着いた。


智子が一緒だと、続きを書く訳にはいかない。


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