私達は急いでご飯を食べると、お礼を言って食堂を出た。



古い商店街を暫く歩いて行くと、教えられた文房具屋は直ぐに見付かった。


「こんにちは」

「いらっしゃい」

少し太めの愛想の良いおばさんが、奥から出て来た。


「あ、あの…
娘さんに、お会いしたいんですが」

智子が言うと、私達を見て怪訝そうな顔をしたが、奥に向かって叫んだ。

「さち――!!
さち――!!
お客さんだよ!!


ちょっと待ってね」

「誰――?」

Tシャツに単パン姿の髪の長い女の子が、店の奥から顔を出した。


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