ん――? もう5時間目が始まるというのに、妙に廊下が騒がしい… 私が様子を見る為に廊下に出ると、少し離れた場所で叫び声が聞こえた!! 「先生、先生!! 誰か。誰か速く救急車を呼んでくれ――!!」 廊下を擦れ違う生徒の話し声が、偶然耳に入った。 「数学の先生、階段から落ちたんだってさ…」 私の小説の続き― ▽…――悪霊は、数学の先生を殺す為に、階段の最上段から突き落とした――▽ .