私の専属執事。

箱を開けると、その中身はパンプスと白地の小花柄のワンピースだった。


「可愛い…。」


思わず呟いてしまうぐらい、気に入ってしまった。


きっとお父さんが選んだ、んだよね。


いつもだったら、これがドレスだったりするんだよね…。


そこからパーティーに出席、だったりお御見合いだったり…。


だけど今日はその心配もない、かな?


ご飯食べに行く、ぐらいだよね。


それにしても、本当可愛いなぁ。


着るのもったいないかも。


いや、着るんだけどね?


コンコン


ちょうど着替えが終わったとき、ドアをノックされた。


「はーい。」


ガチャッ