吉野くん会話終わりにしようとしてるっ
モヤモヤしたまま終わらせるわけにはいかない!
(プライド的にも…!)
「えっ吉野くん」
「…んぁ?」
「今の質問どういう…」
「健ー、教科書借りに行くからついてこいよー」
さえぎったのは教室に戻ってきた茂木くんの声だった。
「おぅっ」
「あっ…」
思わず声が出てしまった。
「あ、ごめんごめんっ覚えてたらまた話してっ」
「うっ…うん!」
忘れるはずないんだけどね。
でも吉野くんは"健(タケル)"って言うんだね。
う~ん、今日は我ながら収穫が多い。
と、教室の端にたまたま目が行ったときだった。

