幼なじみ攻略法-便乗したいお年頃-



「那都です。」


思ってたより低い声。
優しい感じがした。



「え、えみりです。」


いちいちどもる私。
情けない。


「メール、返せなくて
すみませんでした。」


「あっ。
全然へいきだよっ。です..??」


年がわからないから
語尾に悩む...。


ちょっと唸ってるのが
電話越しに聞こえたのか
那都君は笑ってる
みたいだった。


「敬語じゃなくて大丈夫です。ていうか、
えみりさんは先輩ですから。」


....


「年下?!」


「...年下はだめですか。」


「えっ。
そうじゃなくてぇ...。」


予想外だったんだもん。
上かと思ってたの。


「そうじゃなくて..??」


少し甘えた声に聞こえて、
何だかやっぱり年下かも
なんて都合よく
シフトチェンジする私。


「年上かと思ってたの。」

そう答えると返事が
かえってこなくなった。

私は心配になって
那都君
と呼ぶと不安そうな声で、


「えみり先輩って年上好き??」


なんて聞いてきた。


ねぇ、那都君。
その発言
期待していいってこと??