雲は、泳ぎ、僕を追い越し、遠いところへ行った。

僕に少しも立ち止まる猶予さえ与えてはくれない。


手が届きそうと思っても全く遠いところにいる。

近くにいても、触れることはできない


どんどん僕をおいて、先に行く


雲はやがて他の雲とつながり、形をかえ、消えていった


-end-