目も合わせることなく飯を食べていると母さんが笑ってきた 「拓也、ちゃんと学校につれていってあげるのよ」 俺がなんでこんなやつを… 勝手について来いよ 俺は無視して飯を食い続ける 「ごめんね海ちゃん、無愛想だけど本当は優しい子だから」 海奈は“いえ”なんて言いながらヘラヘラ笑ってる この二重人格が 「それじゃ、行って来まぁーす」 靴をトントンとならして玄関の戸をあけた