「母さんたちにはちゃんとおれから伝えるから、早く行った行った」 俺は変にテンションをあげようとした けど海奈の歩いていく背中をみると寂しくてたまらなかった これで…さよならなのか? そう思った瞬間、海奈はふりかえった 「私、拓也にであえて本当に良かったよ…本当にありがとう 」 かっこわりぃ… 俺泣いてるし… 少ししたを向いたまま俺は“おぅっ!”と手をあげた