「それに、俺だって沙帆を抱きたいよ。愛だって確かめたい。でも、万が一、沙帆が妊娠したらどうする?」 「えっ…」 “妊娠”… 予想していなかった言葉に、胸が痛んだ。 「もし妊娠したときに、一番辛いのは沙帆だよ。俺は、好きな人を傷付けるような奴になりたくない。」 悠くんの腕が、よりいっそう強くなる。 わたしは耐えきれず、悠くんの腕の中で涙を流した。 そんなことを考えてくれてたんだ… こんなにわたしのことを大切に思ってくれてたなんて…