「俺は大丈夫♪」


「そう…
まぁ陸は大舞台に慣れてるもんね?」


「…そういう問題か?」


緊張してるとか言いっても、莉緒なら大丈夫だろう。


俺は頑張らなきゃ!!





試験が終わると、受験生達は一気にいつもの明るさに戻るらしい。


「はぁ…緊張したぁ♪」


友達同士でざわざわと騒いでいる中をすり抜け、莉緒を迎えに行くために教室を出た。


「そういえばさぁ、RICも今年受験生でしょ?」


廊下で話している女子の声が耳に止まった。


「同じ学校だったらどうする?」


「死んでも良い♪」


そんなことで死ぬなよ…


「陸も受験してるのかなと思うと頑張れるよね!」


「確かに♪」