一息入れてから勉強を始めた。


予想していた通り、莉緒は6冊も新しいノートを用意していた。


「頑張ってね♪」


小悪魔の微笑みを浮かべながら手渡され、俺は苦笑いを浮かべるしかなかった。


それから2時間ぐらい黙々と勉強を続けた。


莉緒も俺の勉強を見ながら、自分の勉強をしていた。


「ふぅ…
ちょっと休憩!」


時計は4時を回っていた。


「そうね、一息いれましょうか。
コーヒー、入れ方教えて?」


それから二杯目のコーヒーを入れて、ソファーに並んで座った。


「あっそうだ。
夜に臣と澪ちゃんと食事に行かない?
打ち上げも延び延びになってたし。」


「良いねー♪
行こう。」


莉緒は臣に返事のメールをした。