私がそう言うと、陸は困ったように笑った。


「女王様はこれだから困る…」


「あら?
私を選んだのは陸でしょ?」


私が得意げに笑うと、陸は優しく微笑んだ。


「じゃあ本気で頑張ってみるか!
莉緒、勉強みてくれよ?」


「任せて♪
これからはより厳しくいくからね?」


同じ大学へ行こう。


それで、離れていた時間を取り戻すの。


大丈夫、陸なら出来るよ?


私が保障するから。


「あっ、よっちゃんに改めて莉緒の事紹介しなきゃ。」


「よっちゃんってマネージャーさん?」


「そう。
いい人だよ、たまに…困るときもあるけど。」