幼なじみ攻略法-膝枕の威力-






でも。




「はぁ~~~。
俺、幸せ過ぎて死にそう、デス。(色んな意味で。)」




その言葉が私を包んで。


心がきゅうきゅう
忙しく動く。



那都君、那都君。




「私...も。
私も、幸せ過ぎて、死にそう、デス。」


そう伝えずには居られない。

だって、同じこと考えてたから。
だってそれは、
私にとってさらにとびきり
一番の幸せを
運んでくれたから。





「っえみり先輩...!!!!(感動)(悶絶)」





そして
またぶんぶん
頭を振りたくってる
那都君をみたって、
それはそれで思い出かな、
なんて。



急に私をベンチから立たせて
歩き出した
那都君が居たとしたって。





私にとってちょっと
不思議な行動でも。



自然と笑みがこぼれるのを
我慢するなんて、
無理な話なんです。