「ご、ごめん。でも、ほんとによくてさ………。これからもオジサン、よければきみと仲よくしたいなって………」 あたしはニッコリ笑顔で、ことわった。 …。 ……。 ………。 ホテルを出たあたしは、夜の光りかがやく街を歩いていた。 なんどかナンパをされて、エンコーのさそいにあったけど、きょうはもう気分じゃないし疲れてたから、ことわった。 でも、もう1日が終わっちゃう。 宿代を払ってくれる男をみつけなきゃ。