「うぅ〜ん…」

6時頃。


心は目をこすりながら、やっと起きた。


「おはよ」

俺は心の頭を撫でながら言う。


「あれぇ…音。なんであたしのベットにいるの?」

心はまだ寝ぼけているようだ。


俺は笑う。

「違うよ心。これは俺のベット」
「あ…本当だあ…音の匂いがする〜…」

まだ、寝ぼけてる?


ったく…

意地悪してやるか。


「心?」
「んー。なあに?」
「昨日の事、思い出してみ??」
「…昨日は音と不思議の国に行ったよ〜」


夢かよ。

俺は心の夢で何をやってるんだ?!


「心、それは夢だよ」
「あれ…そっか」

心はようやく目が覚めてきたようで、ゆっくり起き上がる。


「寒い…」

そりゃ、そうだ。


だって心は今…


「きゃあ!!何であたし、裸なの!?」
「しー。下に聞こえちゃう」

俺は心の口を掌で押さえる。


手を離すと、心は顔を真っ赤にさせた。