「…いいから、お水飲みなさい。」 お母さんはあたしに水をつきだす。 パリーンッ あたしがそれをはらった事によって水が入っていたコップは音をたてて、床の上で割れる。 「いらない!それより音の事を教えて!!」 気づけば、あたしの目からは涙が溢れていた。 怖い… 音がいない。 不安で不安で仕方ない。 あたしは、音なしじゃ生きられないよ…― でも。 お母さんから聞いた言葉はあまりにも悲しすぎた。 「…音はね。心を家に運んだ後、すぐ…出ていったわ」