君といた季節




「今日は俺のおごり。
だからお金のことは気にすんな」




翔太はそれだけ言うと
あたしの手を引っ張って行った。


それと同時に

手から伝わる熱にドキドキした。





手なんか何度もつないだことあんのに




汗ばんでないかな?




とか気になってしょうがない。






変なの。




相手は“あの翔太”なのに。