君といた季節




この日はなかなか眠れなかった。



楽しくなるはずだった修学旅行も
胸がもやもやしたまま終わってしまった。




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「うー・・・だめだ・・・眠れないよぉ・・・」


次の日、修学旅行の代休で休みになってるのに
寝てはすぐに目がさ覚めての繰り返し。


正直、きついよ・・・。





「美桜、お前なに唸ってんだ?」





あとちょっとで寝れそ~とか思ってるとき


突然、頭から降ってきた聞き覚えのある声。





「・・・・!!!!!!」

「怖い夢でも見たのか?」







声の主は、今のあたしの悩みの原因の



翔太だった。