「石川先生!」

ガラッと理科室のドアが大きく開いた。


し・・・・ん・・・・。


静まり返った理科室を見て、私たちは目を合わせた。


「あれ? いないわね」

私が言うと、竹内くんも

「職員室にいるのかもしれないね」

そう言って、理科室を出た。