「麻里子ったら、絶対勘違いしてるわ・・・」 私は、友達といえる友達はいないけど、麻里子は話しかけてくれたんだ。 そんなことを思いながら時間がたった。 「竹内くんはまだかしら」 普通登校の時間が過ぎ、人がだんだんと減ってきた。 タッタッタッ.... 後ろから勢いよく走ってくる人が見える。 「誰・・・?」 はぁはぁはぁっ... 私が立っていた交差点の信号で止まった。