うさぎと彼 [完]




友悟くんはもう手遅れだろうけど


氷で冷やしてくれた。



「えーっと、じゃあ帰るね」


「送るから」


「…………はい」


1日に2回もあんな目に遭わないだろうけど


怖いから送ってもらうことにした。



「さっき俺に素直に送ってもらえばよかったのに」


「はいはい、そうでしたね」


「みやっちゃん可愛いんだからね」


「っ、可愛くない!」


「ほら、そーゆーところが……ぐはっ!」




なんでこんな胸がドキドキするんだ!




「みやっちゃん、痛い……」