うさぎと彼 [完]




なんだ、すんなり言うこと聞いてくれるじゃんか。


だんだん暗闇に消えていく友悟くんを見届けると


家の方向に歩こうとした。


くるっと振り返ると


すぐ目の前に見知らぬチャラ男。


目の前に人の顔があって少し吃驚したが、

見なかったことにして歩き出した。


しかし、腕がその場から動かず歩けなかった。


腕を見ると手。

手を辿るとチャラ男。