2人で歩いていたら、小さな声がした。


「行くぞ!」


と言って詩織の手を引いて走った。


そこには絵本で出てきそうな美しい魔法使いがいた。


でも、ただ2人を見ているだけだった。


そしてニッコリ笑って消えていった。