「なぁ、真菜!?俺のこと好き!?」


真樹が少し悲しげな瞳で私を見た。


「えっ!?」



好きだよ。 何言ってるの真樹!?
私には真樹しかいないんだよ!!

私を闇から救い出してくれたのは
真樹じゃない・・・


私は恋愛上手ではない。
だからこんな時、
なんて答えればいいのかわからない・・・


「えっと・・・ 食べること!!
食べることと同じくらい真樹が好きだよ!!」


私にはこれが、いっぱいいっぱいの
愛情の言葉!!


「ぷっ!!」


真樹がそんな私に噴出した。


「なんで!?」


「真菜らしいや!!」


そう言って真樹は笑った。