「真樹!! あれ・・・」


「えっ!?」


そこにはさっきのモデルの子が
一人座っていた。


服も着替えて、眼鏡もかけているけど、
私はさっきの子だとすぐにわかった。


「なんか辛そうだね?」


「撮影で疲れたんだろうな・・・」


私たちは横目で彼女を見ながら
通り過ぎようとした時、


「あれ!? 真樹くん!?」


誰かが真樹の名を呼んだ。