ルールに詳しくない私は、千香に教えてもらいつつ応援。 始まってしばらく経った頃、千香がソワソワしだした。 「そろそろ隆弘の出番だぁ。」 「どこどこ?」 隆弘くんが打つ順番が来たみたいで、ヘルメットをかぶった隆弘くんが出てきた。 「頑張れー!隆弘!」 千香が大きな声で叫ぶと、隆弘くんがこっちを向いて微笑んだ。