「ハイ。どうぞ。」 神田臭がするかもだけど、と綺麗な形のままの帽子を、そのまま私にかぶせて 「ありゃ、ブカブカだ。」と クスクス笑う神田くん。 「ありがとうございます…。」 「いえいえ。どういたしまして。」