その晩の夕食前のひととき、きららはベッドに寝そべり、新商品の企画を考えていた。
いつもなら宿題をやっている時間なのだが、どうにも気になってそれどころではない。
きららは、二種類のソックスをぼーっと眺めている。
確かにこの商品、奇抜なデザインではある、珍しモン好きの若者は飛びつくかもしれない。
しかし、それを売る術など、小学生の自分があみ出せるはずもない。
「まったく……どうしろっつーの……企画って、どう書けばいいのよ……」
きららは寝っ転がってうつぶせになった。
顔をあげると、自分の机の上にある写真を見た。
両親がきららに笑いかけている。
いつもなら宿題をやっている時間なのだが、どうにも気になってそれどころではない。
きららは、二種類のソックスをぼーっと眺めている。
確かにこの商品、奇抜なデザインではある、珍しモン好きの若者は飛びつくかもしれない。
しかし、それを売る術など、小学生の自分があみ出せるはずもない。
「まったく……どうしろっつーの……企画って、どう書けばいいのよ……」
きららは寝っ転がってうつぶせになった。
顔をあげると、自分の机の上にある写真を見た。
両親がきららに笑いかけている。



