女社長は12歳


「では社長。私は来客がありますので、失礼させていただきます」

神野はそう言うと、そんなきららのことなどおかまいなしに部屋を出て行った。

「まったく神野にも困ったもんじゃわい……しかし、アレにへそ曲げられてはかなわんからのう……きらら、まあそういうことじゃ。一つ、考えるだけでもやってみんか?」

良造は、どちらかというと申し訳なさそうにきららのほうを見た。

「なんでこうなるのよ……」

きららは、肩を落とした。

あらためてソックスを手に取り、表から裏と観察してみる。。

筋肉の気色悪い柄が実にうらめしかった。