「・・・・ぃ。」 「唯・・・。」 「ん?・・・。」 磯の香? 「着いたよ。」 海に来たのかと思ったけど違った。 「とりあえず、降りて?」 ヵチャッ・・・・。 「う、わぁ!!」 キレイ・・・・。 ちょっと小高いそこから見える町全体がキレイに光って見える。 「ここ、穴場なんだ。 すごい夜景きれいなんだけど」 「本当、キレイ・・・・。」 言葉を失う程キレイな夜景は、ちょっとした不安をよぎらせる。 「他のことも、来た事あるの?」 聞きたくないような、聞きたいような質問に、守は目を丸くする。