『俺、今もそう思ってるから。もし就職決まらなかったら、俺のところに来ていいからな』


「うん!」


そう。


最終的な私の目標は、修斗のお嫁さんになることなんだもん。


「ねえ、修斗」


『なに?』


「就職決まっても、決まらなくても、修斗のお嫁さんにしてくれる?」


『当たり前だろ』


「へへっ。嬉しい」


なんか、不思議だな。


修斗と話すだけで、心が落ち着いてくる。


「修斗、大好き」


『お前な、そーゆーことを突然言うな』


「だって、思ったんだもん」


電話の向こうから、修斗のため息が聞こえる。