テレビに映る修斗。


新聞の一面を飾る修斗。


サッカー雑誌に特集されてる修斗。


そんな修斗を見てると、ああもう自分の隣には修斗はいないんだって感じてた。


寂しくて、寂しくて、どうしようもなかった。


でも修斗は、歩む足を止めない。


止めたら、そこで修斗のサッカー人生は終わってしまうから。


これからもきっと、修斗は、サッカー選手として、一人の人間として、成長し続ける。


そんな修斗を、私は応援し支えていきたい。


ときには寂しいって思うこともあると思うけど、でももう大丈夫。


「ねえ、修斗」


「ん?」


「もう一回、キスして?」


「しょうがないな」


貰った指輪と、このキスで、私は頑張れるから。






・・・END