トントン、と部屋のドアを叩く音で目が覚めた。
「里穂、俺」
その声と共に、まだ返事もしてないのにドアが開いた。
「なんだ、寝てたのか」
「ん。起こして」
手を伸ばせば、しょうがないなと言って修斗が手を引っ張って体を起こしてくれる。
「振袖、疲れるんだよ?」
「里穂の体力がなさすぎなんだろ?」
「違うもん」
「はいはい。ほら、行くぞ」
先に部屋を出て行こうとする修斗の手を掴む。
「ここ、家だけど」
「ダメ?」
立ち止まって修斗を見上げると、はぁ~と修斗がため息をついた。
「お子様」
「里穂、俺」
その声と共に、まだ返事もしてないのにドアが開いた。
「なんだ、寝てたのか」
「ん。起こして」
手を伸ばせば、しょうがないなと言って修斗が手を引っ張って体を起こしてくれる。
「振袖、疲れるんだよ?」
「里穂の体力がなさすぎなんだろ?」
「違うもん」
「はいはい。ほら、行くぞ」
先に部屋を出て行こうとする修斗の手を掴む。
「ここ、家だけど」
「ダメ?」
立ち止まって修斗を見上げると、はぁ~と修斗がため息をついた。
「お子様」


