吉井君と私の言葉に、修斗君が顔を赤くして私たちから視線を外し、里穂の手を離す。
「あっ……手……」
ポツリとそう言葉をこぼした里穂はものすごく悲しそうな目で修斗君の手を追っていき、それを見た修斗君は大げさにため息をついてまた里穂の手を握った。
そしたら里穂は、すっごく幸せそうに微笑んだ。
それを見た修斗君も、なんだか嬉しそうな顔をしている。
「やっぱりここだけ気温上がるわ~」
「同感」
私のつぶやきに、吉井君がすかさず反応してくれる。
「てか、今日ってそんなに寒いか?」
いつもなら「からかうな」って修斗君から突っ込みが入るけど、今の私のつぶやきは聞こえなかったようで、修斗君はそう言って首をかしげた。
「寒いよ~女の子は男の子と違うの」
それに文句を言う里穂は、また小さくくしゃみを漏らす。
「風邪でも引いたか?」
「んーん、大丈夫」
里穂はそう答えて首を横に振ったけど、それでも心配だったのか、修斗君は里穂の頬やおでこに手を当てて、「熱はないな」とつぶやいた。
「あっ……手……」
ポツリとそう言葉をこぼした里穂はものすごく悲しそうな目で修斗君の手を追っていき、それを見た修斗君は大げさにため息をついてまた里穂の手を握った。
そしたら里穂は、すっごく幸せそうに微笑んだ。
それを見た修斗君も、なんだか嬉しそうな顔をしている。
「やっぱりここだけ気温上がるわ~」
「同感」
私のつぶやきに、吉井君がすかさず反応してくれる。
「てか、今日ってそんなに寒いか?」
いつもなら「からかうな」って修斗君から突っ込みが入るけど、今の私のつぶやきは聞こえなかったようで、修斗君はそう言って首をかしげた。
「寒いよ~女の子は男の子と違うの」
それに文句を言う里穂は、また小さくくしゃみを漏らす。
「風邪でも引いたか?」
「んーん、大丈夫」
里穂はそう答えて首を横に振ったけど、それでも心配だったのか、修斗君は里穂の頬やおでこに手を当てて、「熱はないな」とつぶやいた。


