君の隣~番外編~

「ユニフォームとか、家にあるじゃん」


「いいの。初めてのおつかいを体験させるの」


「分かった」


ため息をつきながらも、修斗は私の計画に納得してくれる。


「二人で頑張れるかな?あの子たち」


「二人一緒なら大丈夫だろ」


「うん、そうだね」


「もう寝ろ」


修斗に促されて、目を閉じる。


「おやすみ、修斗。明日も練習頑張ってね」


「ああ。おやすみ」


修斗に抱きしめられながら、私は眠りに落ちた。


「凱斗、果穂、ちょっとおいで~」


「なに~」


翌日、次節の試合のチケットが発売される時間、私はパソコンの前を陣取って、凱斗と果穂を呼んだ。