「ねえ、修斗君。今さらこんなこと聞くことじゃないんだけど、修斗君って、里穂のなに?幼なじみ、彼氏、旦那、保護者?」


私がそう聞くと、修斗君は苦笑いを浮かべた。


「まあ、別にどれでもいいんじゃない?」


「なにそれ。ちゃんと答えてよ」


そう文句を言っても、修斗君は笑うだけで答えてくれない。


「まあ、いいけど。どうせあんたたちは、一生一緒にいるんでしょ?」


「多分な」


そう言って修斗君は、愛おしそうに里穂の頭をなでた。


「里穂も大概天然だけど、修斗君も結構天然だよね」


「なんか言った?」


「別に~ラブラブ過ぎて、ここの温度だけ高いな~って言ったの」


「なっ!たく、からかうのもいい加減にしろな」


そう言って顔を真っ赤にした修斗君は、私から視線を外して頭を掻いた。


ほんと、見てて飽きない親友カップル。


これからも二人を観察、いや、見守っていこうと思った、とある昼休み。





……END