それをいいことに、修斗の胸に頬を寄せる。
「なんか修斗、芸能人みたいだね」
「プライベート出されても嬉しくねえよ。悪いな、里穂。ちゃんとチームに言って、対処してもらうから」
「私は大丈夫だよ。修斗が傍にいてくれれば、なに書かれても平気だもん」
「お前な」
私の言葉に呆れたように、修斗がため息をつく。
「ねえ、修斗。この記事が出たから、二人で外に出かけるのはやめようって言わないでね」
「言わねえよ。ただ、ちょっとの間は我慢してくれな」
「え~」
ちょっとだけ文句を言う私に苦笑いを浮かべながらも、修斗は私の頭を優しくなでた。
「髪、乾かしてやるから、今日はもう寝ようぜ」
「うん」
修斗に髪を乾かしてもらい、眠りにつく。
翌日、テレビのワイドショーでもこの記事が話題となり、修斗は困ったようにため息をついていたけど、私は世間に「修斗にはちゃんと彼女がいます!」って宣言出来たような気がして、ちょっぴり嬉しかった。
でもこんなこと言ったら修斗に呆れられるから、これは私だけの秘密。
……END
「なんか修斗、芸能人みたいだね」
「プライベート出されても嬉しくねえよ。悪いな、里穂。ちゃんとチームに言って、対処してもらうから」
「私は大丈夫だよ。修斗が傍にいてくれれば、なに書かれても平気だもん」
「お前な」
私の言葉に呆れたように、修斗がため息をつく。
「ねえ、修斗。この記事が出たから、二人で外に出かけるのはやめようって言わないでね」
「言わねえよ。ただ、ちょっとの間は我慢してくれな」
「え~」
ちょっとだけ文句を言う私に苦笑いを浮かべながらも、修斗は私の頭を優しくなでた。
「髪、乾かしてやるから、今日はもう寝ようぜ」
「うん」
修斗に髪を乾かしてもらい、眠りにつく。
翌日、テレビのワイドショーでもこの記事が話題となり、修斗は困ったようにため息をついていたけど、私は世間に「修斗にはちゃんと彼女がいます!」って宣言出来たような気がして、ちょっぴり嬉しかった。
でもこんなこと言ったら修斗に呆れられるから、これは私だけの秘密。
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