君の隣~番外編~

修斗君の車に乗せてもらい、修斗君の住んでるアパートへ。


「きれいなところね。チームが用意してくれたの?」


「はい。まだ新しい建物らしいですよ。どうぞ、上がってください」


玄関を開けて、私たちを先に入れてくれる。


「おじゃまします」


挨拶をして中に入る。


「適当に座ってください。今飲み物入れますね」


「そんな、いいのよ。気にしないで」


「ジュースですから」


リビングに私たちを通した修斗君は、遠慮する私たちに笑顔を残してキッチンでジュースを入れてくれた。


「きれいに片付いてるね」


「まあ、そんなに物もないし、昨日掃除したし」


部屋を見回す私に、修斗君が苦笑いを浮かべる。


「あの、部屋の中、撮影しても?」


田中が修斗君に聞く。