~修斗サイド~
「修斗~携帯鳴ってるぞ」
「あっ、はい」
シャワールームから髪を拭きながらロッカールームに戻って来ると、俺のバッグから携帯が鳴っていることを先輩が教えてくれた。
バッグからスマホを取り出し画面を確認すると、相手は里穂。
何も考えずに電話に出ると、いきなり里穂の泣き声が聞こえてビックリした。
しかも、「骨折れた」とか言ってるし。
泣きながらそんなことを言ってくるもんだから、着替えもそこそこに俺は慌ててロッカールームを飛び出した。
走りながら里穂を捜すと、ファンが俺たちの練習を見るところでうずくまっている里穂を発見した。
俺を見ると、安心したのか余計に泣き出した里穂。
ヒールが高すぎると注意すると、「俺に似合う子になりたい」なんて言ってきた。
俺の目を真っ直ぐ見て言うから、その視線に耐えられなくなり、里穂から逃げるようにバッと立ち上がる。
本当、天然で素直で、俺が照れることも平気で言ってしまう。
ウルウルと潤んだ目で見つめられたら、いろいろと耐えられないんだよ俺。
気持ちを落ち着かせるようにして息を吐き、また里穂と向き合うようにしてしゃがみ込む。
「修斗~携帯鳴ってるぞ」
「あっ、はい」
シャワールームから髪を拭きながらロッカールームに戻って来ると、俺のバッグから携帯が鳴っていることを先輩が教えてくれた。
バッグからスマホを取り出し画面を確認すると、相手は里穂。
何も考えずに電話に出ると、いきなり里穂の泣き声が聞こえてビックリした。
しかも、「骨折れた」とか言ってるし。
泣きながらそんなことを言ってくるもんだから、着替えもそこそこに俺は慌ててロッカールームを飛び出した。
走りながら里穂を捜すと、ファンが俺たちの練習を見るところでうずくまっている里穂を発見した。
俺を見ると、安心したのか余計に泣き出した里穂。
ヒールが高すぎると注意すると、「俺に似合う子になりたい」なんて言ってきた。
俺の目を真っ直ぐ見て言うから、その視線に耐えられなくなり、里穂から逃げるようにバッと立ち上がる。
本当、天然で素直で、俺が照れることも平気で言ってしまう。
ウルウルと潤んだ目で見つめられたら、いろいろと耐えられないんだよ俺。
気持ちを落ち着かせるようにして息を吐き、また里穂と向き合うようにしてしゃがみ込む。


